COURSE OVERVIEW
講座の目的と修了基準
曖昧な依頼を構造化し社内告知を作る
対象と前提AIを日常利用する社員
01・02分野相当
成果物と到達基準再利用用プロンプト
5要素を含み、材料にない事実を追加させない
SECTION 01
1. 解説本文
よい指示には目的、背景、材料、制約、出力形式があります。役割名だけを指定しても、必要な事実は増えません。「誰に何を理解・実行してほしいか」を先に決めると、文章の長さや構成も選びやすくなります。
入力不足をAIに補わせると、架空の締切や連絡先が入り得ます。不明なら質問する、または未確認と書くルールを設けます。指示を長くすることより、判断に必要な情報をそろえることを重視します。
失敗しやすい点
「プロとして」などの役割指定で、欠けた材料を埋めたつもりにならないこと。
SECTION 02
2. 配布資料
以下は研修用の架空ケースです。この内容だけで演習を始められます。
架空依頼:「いい感じの案内を作って」。確定情報は、11月12日16時〜17時に会議室Aで営業向け説明会、申込不要、PC不要、目的は新しい報告書式の共有。
SECTION 03
3. 実践演習
5要素を含む指示へ書き換え、案内文を作ってください。
- 最初は模範解答を閉じ、配布資料だけを読んで「確定していること」「分からないこと」を書き分けます。
- 演習課題に対する自分の案を作ります。計算課題は小さな値を手計算し、設計課題は正常時と例外時の流れを描きます。
- 承認されたAI環境がある場合は、下の入力例をそのまま使い、結果を保存します。ない場合も配布資料と例題で判断を練習できます。
- 次の点を重点確認します。「「プロとして」などの役割指定で、欠けた材料を埋めたつもりにならないこと。」元資料と照合し、誤り・未確認・改善点を区別します。
- 相互レビュー後に修正し、模範解答と比較します。模範解答と表現が違っても、根拠と条件が一致していれば採用できます。
- 発展演習では、資料の数値・期限・権限・例外のうち一つを意図的に変更し、どの部分の答えが変わるかを予測して再実行します。変更条件は元資料とは別に記録します。
そのまま使える入力例
目的:指示の基本構造の演習を行います。
使用資料:
架空依頼:「いい感じの案内を作って」。確定情報は、11月12日16時〜17時に会議室Aで営業向け説明会、申込不要、PC不要、目的は新しい報告書式の共有。
依頼:5要素を含む指示へ書き換え、案内文を作ってください。
条件:資料の事実と仮説を区別してください。資料にない数値・規則・実績を事実として追加しないでください。不明な点は未確認とし、確認先または確認方法を示してください。
出力:成果物案、その根拠、未確認事項、採用前の点検項目に分けてください。
評価の重点:5要素を含み、材料にない事実を追加させない。
記入用ワークシート
講座ID:03-01 受講者: 実施日:
1. 今回の目的を一文で:
2. 資料で確定している事実(3点以上):
3. 資料では分からないこと:
4. 自分が最初に考えた回答・設計:
5. 入力した指示と出力、または机上検討の結果:
6. 点検した結果・計算式・根拠箇所:
7. 修正した内容とその理由:
8. 最終成果物:再利用用プロンプト
9. 残った疑問と確認担当:
10. 作業 分/確認 分/修正 分:
11. 自分の業務で試す範囲と確認日:
到達基準:5要素を含み、材料にない事実を追加させない
SECTION 04
4. 模範解答と理解確認
演習の模範解答・考え方を開く
目的=参加案内、背景=書式変更、材料=確定情報、制約=未記載の特典や期限を足さない、形式=件名と本文。本文例:「営業部の皆さまへ。11月12日16時〜17時、会議室Aで新しい報告書式の説明会を行います。申込・PC持参は不要です」。
「プロとして」などの役割指定で、欠けた材料を埋めたつもりにならないこと。
表現の一致ではなく、根拠・条件・判断の一致を確認してください。
問1
指示に目的はあるが材料がない場合、まず何をしますか。
問1の解答
必要な事実を集めるか、AIに不足情報を質問させます。
問2
この演習の回答を採用する前に、一番注意して確認する点は何ですか。
問2の解答
「プロとして」などの役割指定で、欠けた材料を埋めたつもりにならないこと。
問3
本講座の成果物で満たすべき条件を自分の言葉で説明してください。
問3の判定基準
5要素を含み、材料にない事実を追加させない。自分の成果物の該当箇所を示して説明します。
SECTION 05
5. 講師用メモ
時間配分・指導の重点・採点を開く
目的と業務の接点:10分
解説本文と例題:25分
講師実演:15分
演習と修正:45分
相互レビュー:15分
確認問題と振り返り:10分
指導の重点:同じ材料で2人の指示を比較し、必須事実が揃うかを見る。
開始時の問い:「指示に目的はあるが材料がない場合、まず何をしますか。」への仮回答を先に書かせ、最後に理由が変わったか確認します。
実演:配布資料を示す→初稿を作る→「「プロとして」などの役割指定で、欠けた材料を埋めたつもりにならないこと。」を点検する→修正する、の順で見せます。
相互レビュー:原資料に戻って説明できるか、未確認を埋めていないか、合格条件を満たすかを確かめます。
固有の到達基準:5要素を含み、材料にない事実を追加させない。
採点:目的適合・根拠確認・安全性・再現性・業務への適用を各0〜4点。合計14点以上、根拠確認と安全性は各3点以上を修了の目安とします。
0=欠落または重大な誤り、1=大幅な支援が必要、2=一部修正が必要、3=自立して満たす、4=例外も検証し説明できる。
未達時:誤った箇所を本人に特定してもらい、資料の一条件を変更した別例で再提出してもらいます。
時間が余る場合:例外条件を追加し、別の受講者が手順を再現する試験を行います。
時間が不足する場合:発展演習を宿題へ回し、原資料との照合と確認問題は省略しません。
操作環境なしで受講した場合:知識・設計の到達と実操作の到達を区別して記録します。
持ち帰り:1週間以内に承認された一業務へ試用。作業・確認・修正時間と誤りを記録し、翌週に振り返ります。
SECTION 06
6. 参考・出典
本講座のケース、数値、設問、解答例は研修用のオリジナル教材です。
参考確認日:2026年10月6日。演習例は実在企業の実績や実際の制度を示すものではありません。サービスの画面・機能・利用条件は開催時に確認してください。