20-04 全社ロードマップと統治 受講者用本文・演習・解答・講師メモ/作成日 2026年10月6日 対象:経営者・事業責任者・推進責任者 前提:02・12・19分野相当。技術課題は担当者同席 標準時間:120分(休憩別。解説、演習、レビューを含む) 成果物:導入計画と判断会議の設計 学習項目:体制/段階導入/審査/監視/継続判断 1. 解説本文 全社導入は、限定試行、評価、標準化、拡大の段階を持たせます。各段階で責任者と進む条件を決めると、成果が不明なまま対象だけ増えることを防げます。 統治は審査だけでなく、日常の相談、変更管理、事故対応、費用監視も含みます。部門ごとの事情を認めながら、情報管理や重要判断の基準をそろえます。 2. 失敗しやすい点 予定日が来たからという理由だけで次段階へ進まないこと。 3. 配布資料(架空のケース) 架空企業は50人。最初は総務5人で文書下書き。経営責任者、情報管理担当、総務責任者がいる。90日で拡大可否を判断します。 追加素材:このページの「配布資料」をそのまま使用できます。 4. 演習課題 90日計画と1年の構想、各段階の条件を作ってください。 実施手順: 1. 最初は模範解答を閉じ、配布資料だけを読んで「確定していること」「分からないこと」を書き分けます。 2. 演習課題に対する自分の案を作ります。計算課題は小さな値を手計算し、設計課題は正常時と例外時の流れを描きます。 3. 承認されたAI環境がある場合は、下の入力例をそのまま使い、結果を保存します。ない場合も配布資料と例題で判断を練習できます。 4. 次の点を重点確認します。「予定日が来たからという理由だけで次段階へ進まないこと。」元資料と照合し、誤り・未確認・改善点を区別します。 5. 相互レビュー後に修正し、模範解答と比較します。模範解答と表現が違っても、根拠と条件が一致していれば採用できます。 6. 発展演習では、資料の数値・期限・権限・例外のうち一つを意図的に変更し、どの部分の答えが変わるかを予測して再実行します。変更条件は元資料とは別に記録します。 5. そのまま使える入力例 目的:全社ロードマップと統治の演習を行います。 使用資料: 架空企業は50人。最初は総務5人で文書下書き。経営責任者、情報管理担当、総務責任者がいる。90日で拡大可否を判断します。 依頼:90日計画と1年の構想、各段階の条件を作ってください。 条件:資料の事実と仮説を区別してください。資料にない数値・規則・実績を事実として追加しないでください。不明な点は未確認とし、確認先または確認方法を示してください。 出力:成果物案、その根拠、未確認事項、採用前の点検項目に分けてください。 評価の重点:各段階に責任者・終了条件・見直し条件がある。 6. 記入用ワークシート 講座ID:20-04 受講者:       実施日: 1. 今回の目的を一文で: 2. 資料で確定している事実(3点以上): 3. 資料では分からないこと: 4. 自分が最初に考えた回答・設計: 5. 入力した指示と出力、または机上検討の結果: 6. 点検した結果・計算式・根拠箇所: 7. 修正した内容とその理由: 8. 最終成果物:導入計画と判断会議の設計 9. 残った疑問と確認担当: 10. 作業  分/確認  分/修正  分: 11. 自分の業務で試す範囲と確認日: 7. 模範解答・考え方(演習後に確認) 1〜14日準備・基準測定、15〜30日基礎演習、31〜60日限定試行、61〜90日評価と運用整備。重大誤り・未承認入力がなく品質と純効果が基準内なら拡大検討。以後は部門追加、定期評価、ナレッジ更新を四半期単位で計画します。 解答を見る際の注意:予定日が来たからという理由だけで次段階へ進まないこと。 文章の一致ではなく、根拠・条件・判断が一致しているかを確認します。 8. 理解確認問題 問1:90日で基準未達なら失敗として全廃ですか。 答え:原因と改善可能性を見て、限定継続・修正・中止を判断します。 問2:この演習の回答を採用する前に、一番注意して確認する点は何ですか。 答え:予定日が来たからという理由だけで次段階へ進まないこと。 問3:本講座の成果物で満たすべき条件を自分の言葉で説明してください。 判定基準:各段階に責任者・終了条件・見直し条件がある。条件だけを暗記せず、自分の成果物の該当箇所を示せれば到達です。 9. 講師用の進行 目的と業務の接点:10分 解説本文と例題:25分 講師実演:15分 演習と修正:45分 相互レビュー:15分 確認問題と振り返り:10分 指導の重点:判断会議で必要な資料を計画と同時に決めさせる。 開始時の問い:「90日で基準未達なら失敗として全廃ですか。」への仮回答を先に書かせ、最後に理由が変わったか確認します。 実演:配布資料を示す→初稿を作る→「予定日が来たからという理由だけで次段階へ進まないこと。」を点検する→修正する、の順で見せます。 相互レビュー:原資料に戻って説明できるか、未確認を埋めていないか、合格条件を満たすかを確かめます。 固有の到達基準:各段階に責任者・終了条件・見直し条件がある。 採点:目的適合・根拠確認・安全性・再現性・業務への適用を各0〜4点。合計14点以上、根拠確認と安全性は各3点以上を修了の目安とします。 0=欠落または重大な誤り、1=大幅な支援が必要、2=一部修正が必要、3=自立して満たす、4=例外も検証し説明できる。 未達時:誤った箇所を本人に特定してもらい、資料の一条件を変更した別例で再提出してもらいます。 時間が余る場合:例外条件を追加し、別の受講者が手順を再現する試験を行います。 時間が不足する場合:発展演習を宿題へ回し、原資料との照合と確認問題は省略しません。 操作環境なしで受講した場合:知識・設計の到達と実操作の到達を区別して記録します。 持ち帰り:1週間以内に承認された一業務へ試用。作業・確認・修正時間と誤りを記録し、翌週に振り返ります。 10. 参考・出典 組織のAI利用・ガバナンスについての確認先 経済産業省 AI事業者ガイドライン 第1.2版の案内 https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/ai_shakai_jisso/20260331_report.html 参考資料の確認日:2026年10月6日。資料は概念の確認用です。演習の数値・ケースは出典資料の実績ではありません。