COURSE OVERVIEW
講座の目的と修了基準
架空のAI支援サービスの小規模検証を設計する
対象と前提
経営者・事業責任者・推進責任者
02・12・19分野相当。技術課題は担当者同席
成果物と到達基準
事業仮説と検証計画
顧客への約束と人による支援範囲を定める
SECTION 01
1. 解説本文
新規サービスは、顧客の困り事、提供する結果、責任範囲を定めます。AI機能の説明だけでは、誰が何に対価を払うかが分かりません。顧客が現在使う代替手段も比較します。
初期の検証では、小さな範囲で利用意向と実際の行動を確かめます。称賛やアンケートの好意的回答だけを購入需要とみなさず、利用継続や条件付き申込などの証拠を見ます。
失敗しやすい点
無料試行の参加数をそのまま有料需要と扱わないこと。
SECTION 02
2. 配布資料
架空サービス案は店舗向けFAQ整備支援。顧客3店舗へ試行、期間2週間、AIが下書き、人が店舗確認を経て納品。自動公開は行いません。
SECTION 03
3. 実践演習
価値提案、提供範囲、収益仮説、検証項目、中止条件を作ってください。
- 最初は模範解答を閉じ、配布資料だけを読んで「確定していること」「分からないこと」を書き分けます。
- 演習課題に対する自分の案を作ります。計算課題は小さな値を手計算し、設計課題は正常時と例外時の流れを描きます。
- 承認されたAI環境がある場合は、下の入力例をそのまま使い、結果を保存します。ない場合も配布資料と例題で判断を練習できます。
- 次の点を重点確認します。「無料試行の参加数をそのまま有料需要と扱わないこと。」元資料と照合し、誤り・未確認・改善点を区別します。
- 相互レビュー後に修正し、模範解答と比較します。模範解答と表現が違っても、根拠と条件が一致していれば採用できます。
- 発展演習では、資料の数値・期限・権限・例外のうち一つを意図的に変更し、どの部分の答えが変わるかを予測して再実行します。変更条件は元資料とは別に記録します。
そのまま使える入力例
目的:新規事業とサービス設計の演習を行います。
使用資料:
架空サービス案は店舗向けFAQ整備支援。顧客3店舗へ試行、期間2週間、AIが下書き、人が店舗確認を経て納品。自動公開は行いません。
依頼:価値提案、提供範囲、収益仮説、検証項目、中止条件を作ってください。
条件:資料の事実と仮説を区別してください。資料にない数値・規則・実績を事実として追加しないでください。不明な点は未確認とし、確認先または確認方法を示してください。
出力:成果物案、その根拠、未確認事項、採用前の点検項目に分けてください。
評価の重点:顧客への約束と人による支援範囲を定める。
記入用ワークシート
講座ID:20-03 受講者: 実施日:
1. 今回の目的を一文で:
2. 資料で確定している事実(3点以上):
3. 資料では分からないこと:
4. 自分が最初に考えた回答・設計:
5. 入力した指示と出力、または机上検討の結果:
6. 点検した結果・計算式・根拠箇所:
7. 修正した内容とその理由:
8. 最終成果物:事業仮説と検証計画
9. 残った疑問と確認担当:
10. 作業 分/確認 分/修正 分:
11. 自分の業務で試す範囲と確認日:
到達基準:顧客への約束と人による支援範囲を定める
SECTION 04
4. 模範解答と理解確認
演習の模範解答・考え方を開く
価値は回答内容の整理と確認負担の低減。範囲は資料整理・FAQ案・店舗確認・修正。料金は仮説として提示し、支払意思と継続負担を検証。必要資料が得られない、誤案内を確認できない場合は範囲を見直します。
無料試行の参加数をそのまま有料需要と扱わないこと。
表現の一致ではなく、根拠・条件・判断の一致を確認してください。
問1
AIが生成したFAQを店舗確認なしで公開してよいですか。
問1の解答
この提供条件では不可です。納品・公開の責任範囲を守ります。
問2
この演習の回答を採用する前に、一番注意して確認する点は何ですか。
問2の解答
無料試行の参加数をそのまま有料需要と扱わないこと。
問3
本講座の成果物で満たすべき条件を自分の言葉で説明してください。
問3の判定基準
顧客への約束と人による支援範囲を定める。自分の成果物の該当箇所を示して説明します。
SECTION 05
5. 講師用メモ
時間配分・指導の重点・採点を開く
目的と業務の接点:10分
解説本文と例題:25分
講師実演:15分
演習と修正:45分
相互レビュー:15分
確認問題と振り返り:10分
指導の重点:サービスが約束する結果と、保証しない結果を具体化する。
開始時の問い:「AIが生成したFAQを店舗確認なしで公開してよいですか。」への仮回答を先に書かせ、最後に理由が変わったか確認します。
実演:配布資料を示す→初稿を作る→「無料試行の参加数をそのまま有料需要と扱わないこと。」を点検する→修正する、の順で見せます。
相互レビュー:原資料に戻って説明できるか、未確認を埋めていないか、合格条件を満たすかを確かめます。
固有の到達基準:顧客への約束と人による支援範囲を定める。
採点:目的適合・根拠確認・安全性・再現性・業務への適用を各0〜4点。合計14点以上、根拠確認と安全性は各3点以上を修了の目安とします。
0=欠落または重大な誤り、1=大幅な支援が必要、2=一部修正が必要、3=自立して満たす、4=例外も検証し説明できる。
未達時:誤った箇所を本人に特定してもらい、資料の一条件を変更した別例で再提出してもらいます。
時間が余る場合:例外条件を追加し、別の受講者が手順を再現する試験を行います。
時間が不足する場合:発展演習を宿題へ回し、原資料との照合と確認問題は省略しません。
操作環境なしで受講した場合:知識・設計の到達と実操作の到達を区別して記録します。
持ち帰り:1週間以内に承認された一業務へ試用。作業・確認・修正時間と誤りを記録し、翌週に振り返ります。
SECTION 06
6. 参考・出典
本講座のケース、数値、設問、解答例は研修用のオリジナル教材です。