13-03 社内FAQアシスタントの試作 受講者用本文・演習・解答・講師メモ/作成日 2026年10月6日 対象:情報システム・ナレッジ管理・推進担当 前提:03分野相当とファイル権限の基本 標準時間:120分(休憩別。解説、演習、レビューを含む) 成果物:試作と質問セット 学習項目:対象質問/根拠表示/未回答/更新 1. 解説本文 FAQアシスタントは、回答できる範囲を狭く決めて試すと評価しやすくなります。最初は少数の正本文書と固定の出力項目を用意します。回答本文だけでなく根拠IDと未確認点を表示します。 試作は本番公開とは分けます。利用者認証、保存、権限、更新など未実装の部分を明記します。動く見本があることと業務運用できることは同じではありません。 2. 失敗しやすい点 簡易試作をそのまま本番チャットボットと称しないこと。 3. 配布資料(架空のケース) 架空FAQはR1予約30日前・同時2件、R2取消1時間前まで、R3社員同席。試作はローカルの模擬検索コードか承認済み研修環境を使います。 追加素材:faq_demo.py、社内FAQ.txt 4. 演習課題 正答できる3問、答えられない2問を試し、根拠付き回答の試作を作ってください。 実施手順: 1. 最初は模範解答を閉じ、配布資料だけを読んで「確定していること」「分からないこと」を書き分けます。 2. 演習課題に対する自分の案を作ります。計算課題は小さな値を手計算し、設計課題は正常時と例外時の流れを描きます。 3. 承認されたAI環境がある場合は、下の入力例をそのまま使い、結果を保存します。ない場合も配布資料と例題で判断を練習できます。 4. 次の点を重点確認します。「簡易試作をそのまま本番チャットボットと称しないこと。」元資料と照合し、誤り・未確認・改善点を区別します。 5. 相互レビュー後に修正し、模範解答と比較します。模範解答と表現が違っても、根拠と条件が一致していれば採用できます。 6. 発展演習では、資料の数値・期限・権限・例外のうち一つを意図的に変更し、どの部分の答えが変わるかを予測して再実行します。変更条件は元資料とは別に記録します。 5. そのまま使える入力例 目的:社内FAQアシスタントの試作の演習を行います。 使用資料: 架空FAQはR1予約30日前・同時2件、R2取消1時間前まで、R3社員同席。試作はローカルの模擬検索コードか承認済み研修環境を使います。 依頼:正答できる3問、答えられない2問を試し、根拠付き回答の試作を作ってください。 条件:資料の事実と仮説を区別してください。資料にない数値・規則・実績を事実として追加しないでください。不明な点は未確認とし、確認先または確認方法を示してください。 出力:成果物案、その根拠、未確認事項、採用前の点検項目に分けてください。 評価の重点:資料にない質問へ無理に答えない。 6. 記入用ワークシート 講座ID:13-03 受講者:       実施日: 1. 今回の目的を一文で: 2. 資料で確定している事実(3点以上): 3. 資料では分からないこと: 4. 自分が最初に考えた回答・設計: 5. 入力した指示と出力、または机上検討の結果: 6. 点検した結果・計算式・根拠箇所: 7. 修正した内容とその理由: 8. 最終成果物:試作と質問セット 9. 残った疑問と確認担当: 10. 作業  分/確認  分/修正  分: 11. 自分の業務で試す範囲と確認日: 7. 模範解答・考え方(演習後に確認) 予約開始、同時件数、同席条件には対応文書を示します。休日、備品紛失は未回答。添付のfaq_demo.pyは固定ルール検索であり、実際の生成モデルは使わない足場です。本物の生成環境では同じ質問で改めて評価します。 解答を見る際の注意:簡易試作をそのまま本番チャットボットと称しないこと。 文章の一致ではなく、根拠・条件・判断が一致しているかを確認します。 8. 理解確認問題 問1:試作の未実装事項には何を書きますか。 答え:認証、永続ログ、運用監視、実モデル接続など実際に未実装の機能を書きます。 問2:この演習の回答を採用する前に、一番注意して確認する点は何ですか。 答え:簡易試作をそのまま本番チャットボットと称しないこと。 問3:本講座の成果物で満たすべき条件を自分の言葉で説明してください。 判定基準:資料にない質問へ無理に答えない。条件だけを暗記せず、自分の成果物の該当箇所を示せれば到達です。 9. 講師用の進行 目的と業務の接点:10分 解説本文と例題:25分 講師実演:15分 演習と修正:45分 相互レビュー:15分 確認問題と振り返り:10分 指導の重点:コード実行と生成モデル接続の範囲を区別して説明させる。 開始時の問い:「試作の未実装事項には何を書きますか。」への仮回答を先に書かせ、最後に理由が変わったか確認します。 実演:配布資料を示す→初稿を作る→「簡易試作をそのまま本番チャットボットと称しないこと。」を点検する→修正する、の順で見せます。 相互レビュー:原資料に戻って説明できるか、未確認を埋めていないか、合格条件を満たすかを確かめます。 固有の到達基準:資料にない質問へ無理に答えない。 採点:目的適合・根拠確認・安全性・再現性・業務への適用を各0〜4点。合計14点以上、根拠確認と安全性は各3点以上を修了の目安とします。 0=欠落または重大な誤り、1=大幅な支援が必要、2=一部修正が必要、3=自立して満たす、4=例外も検証し説明できる。 未達時:誤った箇所を本人に特定してもらい、資料の一条件を変更した別例で再提出してもらいます。 時間が余る場合:例外条件を追加し、別の受講者が手順を再現する試験を行います。 時間が不足する場合:発展演習を宿題へ回し、原資料との照合と確認問題は省略しません。 操作環境なしで受講した場合:知識・設計の到達と実操作の到達を区別して記録します。 持ち帰り:1週間以内に承認された一業務へ試用。作業・確認・修正時間と誤りを記録し、翌週に振り返ります。 10. 参考・出典 本講座のケース、数値、設問、解答例は研修用に作成した架空の例です。実在の制度・企業条件を示すものではありません。 参考資料の確認日:2026年10月6日。資料は概念の確認用です。演習の数値・ケースは出典資料の実績ではありません。