AI研修法人 | 04-04 · 文書とコミュニケーション

提案書・稟議書の構成

課題/選択肢/費用/効果/リスク

標準 120 分・休憩別LEVEL 2解説・演習・解答付き
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解答は開いた部分のみ印刷されます。講師メモは印刷対象外です。

COURSE OVERVIEW

講座の目的と修了基準

架空の社内改善案を稟議書にまとめる

対象と前提

事務・営業・全社員

03分野相当

成果物と到達基準

稟議書案

推定値と確認済みの値を区別し代替案を含める

SECTION 01

1. 解説本文

稟議書は、承認者が選択できる材料をそろえる文書です。現状の課題、選択肢、費用、効果、リスク、実施条件を対応させます。採用案だけを良く見せると、判断に必要な比較ができません。

効果には見積もりの前提を添えます。時間削減は、確認や修正が増えた分を引いて測ります。費用未取得の項目を確定額のように書かず、見積もり依頼と承認後の条件に分けます。

失敗しやすい点

換算価値をそのまま利益増加と断定しないこと。

SECTION 02

2. 配布資料

以下は研修用の架空ケースです。この内容だけで演習を始められます。

架空業務:月100件、1件20分。試行では作業8分と確認7分。月額費用1万円、初期費用3万円。人件費換算は3000円/時。精度はまだ未評価。
SECTION 03

3. 実践演習

試行承認の稟議書を、導入・現状維持の比較付きで作ってください。

  1. 最初は模範解答を閉じ、配布資料だけを読んで「確定していること」「分からないこと」を書き分けます。
  2. 演習課題に対する自分の案を作ります。計算課題は小さな値を手計算し、設計課題は正常時と例外時の流れを描きます。
  3. 承認されたAI環境がある場合は、下の入力例をそのまま使い、結果を保存します。ない場合も配布資料と例題で判断を練習できます。
  4. 次の点を重点確認します。「換算価値をそのまま利益増加と断定しないこと。」元資料と照合し、誤り・未確認・改善点を区別します。
  5. 相互レビュー後に修正し、模範解答と比較します。模範解答と表現が違っても、根拠と条件が一致していれば採用できます。
  6. 発展演習では、資料の数値・期限・権限・例外のうち一つを意図的に変更し、どの部分の答えが変わるかを予測して再実行します。変更条件は元資料とは別に記録します。

そのまま使える入力例

目的:提案書・稟議書の構成の演習を行います。 使用資料: 架空業務:月100件、1件20分。試行では作業8分と確認7分。月額費用1万円、初期費用3万円。人件費換算は3000円/時。精度はまだ未評価。 依頼:試行承認の稟議書を、導入・現状維持の比較付きで作ってください。 条件:資料の事実と仮説を区別してください。資料にない数値・規則・実績を事実として追加しないでください。不明な点は未確認とし、確認先または確認方法を示してください。 出力:成果物案、その根拠、未確認事項、採用前の点検項目に分けてください。 評価の重点:推定値と確認済みの値を区別し代替案を含める。

記入用ワークシート

講座ID:04-04 受講者:       実施日: 1. 今回の目的を一文で: 2. 資料で確定している事実(3点以上): 3. 資料では分からないこと: 4. 自分が最初に考えた回答・設計: 5. 入力した指示と出力、または机上検討の結果: 6. 点検した結果・計算式・根拠箇所: 7. 修正した内容とその理由: 8. 最終成果物:稟議書案 9. 残った疑問と確認担当: 10. 作業  分/確認  分/修正  分: 11. 自分の業務で試す範囲と確認日:

到達基準:推定値と確認済みの値を区別し代替案を含める

SECTION 04

4. 模範解答と理解確認

演習の模範解答・考え方を開く

時間差は1件5分、月500分=約8.33時間、換算価値は月25000円。月額費用差引後は15000円相当。ただし現金削減ではなく、精度未評価なので限定試行を提案します。誤り率と確認時間が基準内なら継続という条件を付けます。

換算価値をそのまま利益増加と断定しないこと。

表現の一致ではなく、根拠・条件・判断の一致を確認してください。

問1

この数字だけで全社導入を確定できますか。

問1の解答

できません。品質、初期費用、運用負担などを確認し、限定試行で判断します。

問2

この演習の回答を採用する前に、一番注意して確認する点は何ですか。

問2の解答

換算価値をそのまま利益増加と断定しないこと。

問3

本講座の成果物で満たすべき条件を自分の言葉で説明してください。

問3の判定基準

推定値と確認済みの値を区別し代替案を含める。自分の成果物の該当箇所を示して説明します。

SECTION 05

5. 講師用メモ

時間配分・指導の重点・採点を開く
目的と業務の接点:10分 解説本文と例題:25分 講師実演:15分 演習と修正:45分 相互レビュー:15分 確認問題と振り返り:10分
指導の重点:計算式と意思決定を分けてレビューさせる。 開始時の問い:「この数字だけで全社導入を確定できますか。」への仮回答を先に書かせ、最後に理由が変わったか確認します。 実演:配布資料を示す→初稿を作る→「換算価値をそのまま利益増加と断定しないこと。」を点検する→修正する、の順で見せます。 相互レビュー:原資料に戻って説明できるか、未確認を埋めていないか、合格条件を満たすかを確かめます。 固有の到達基準:推定値と確認済みの値を区別し代替案を含める。 採点:目的適合・根拠確認・安全性・再現性・業務への適用を各0〜4点。合計14点以上、根拠確認と安全性は各3点以上を修了の目安とします。 0=欠落または重大な誤り、1=大幅な支援が必要、2=一部修正が必要、3=自立して満たす、4=例外も検証し説明できる。 未達時:誤った箇所を本人に特定してもらい、資料の一条件を変更した別例で再提出してもらいます。 時間が余る場合:例外条件を追加し、別の受講者が手順を再現する試験を行います。 時間が不足する場合:発展演習を宿題へ回し、原資料との照合と確認問題は省略しません。 操作環境なしで受講した場合:知識・設計の到達と実操作の到達を区別して記録します。 持ち帰り:1週間以内に承認された一業務へ試用。作業・確認・修正時間と誤りを記録し、翌週に振り返ります。
SECTION 06

6. 参考・出典

本講座のケース、数値、設問、解答例は研修用のオリジナル教材です。

参考確認日:2026年10月6日。演習例は実在企業の実績や実際の制度を示すものではありません。サービスの画面・機能・利用条件は開催時に確認してください。